大飯原発起動 教訓に背く歴史的な汚点
2012年 07月 02日
無抵抗の市民と、武装した機動隊の光景はどう感じた?どちらも同じ人間、かわいいかわいい赤ちゃんの時代もあったのにね。
大飯原発が再稼働したけど、これをきっかけにもっと考え、自分の意見を自分の言葉で伝えるために、もっと動いて足運んで体験しようと強く強く思う!!そして話をする場所と時間を作っていく。ルーシーはそんな場所やから、話しましょう。まずは自分の周りの人と話してみる。わからんことが沢山あるのは当然やからどんなことでもね。あきらめないで続けること!忘れない!日本はどうなっていくんやろ?これからはどうしていきたいかをわしらがしっかり意思表示して変えていく時代。自分らでつくっていく!!日本国の奴隷はいやや!!
琉球新報の社説より
大飯原発起動 教訓に背く歴史的な汚点2012年7月2日
関西電力は1日、大飯原発3号機(福井県おおい町)の再稼働に向け、原子炉を起動した。
原発の安全神話が崩壊した東京電力福島第1原発事故から約1年4カ月。悲惨な事故の教訓から目を背け、安全神話を復活させた歴史的な汚点として、人々の記憶に刻まれることは間違いないだろう。
昨年3月の原発事故後、定期検査で停止した国内の原発が運転再開するのは初めてとなる。国内の商業用原発全50基が停止した「稼働原発ゼロ」はわずか2カ月足らずで終了する。
大飯原発では最低限の安全対策とされる防潮堤や免震棟の建設などは先送りされたままだが、野田政権は暫定的な安全判断に基づき、再稼働にお墨付きを与えた。
夏場の電力不足などを理由に挙げており、安全性よりも経済性を優先させた見切り発車以外の何物でもない。
専門家らは大飯原発の敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)が近くの活断層と一緒に動き、地表がずれる恐れを指摘しているが、政府は「原子力安全・保安院から新たな知見ではないと報告を受けている」(枝野幸男経済産業相)と現地調査には後ろ向きだ。
過酷な原発事故を目の当たりにした今、安全性確保に向けて検証に検証を重ねてしかるべきだが、政府の対応は全くふに落ちない。原発再稼働に待ったをかける「不都合な真実」が露呈することをまるで恐れているかのようだ。
原子炉起動を控えた29日には、原発再稼働に反対する市民による抗議行動があり、数万人が首相官邸周辺を埋めた。参加した子連れや中高年まで幅広い年齢層の人々は多くの国民の代弁者でもある。再稼働は国民の願いを踏みにじるだけでなく、今なお放射能汚染におびえ、避難生活を強いられている被災者への裏切り行為でもある。
「重大事故など起きない」と国民を欺いてきた安全神話の復活は、巨大な利権で結び付いた政財官や学者らによる「原子力ムラ」の復権にほかならない。国民の誰一人、事故前に時間を巻き戻すことなど望んでいないと、政府は認識すべきだ。
野田佳彦首相はその場しのぎの方便として「脱原発依存」を口にしてはならない。原発再稼働や消費税増税に血眼になるのではなく、原発のないエネルギー政策を明確に提示すべきだ。それこそが政治生命を懸けるのにふさわしい。
大飯原発が再稼働したけど、これをきっかけにもっと考え、自分の意見を自分の言葉で伝えるために、もっと動いて足運んで体験しようと強く強く思う!!そして話をする場所と時間を作っていく。ルーシーはそんな場所やから、話しましょう。まずは自分の周りの人と話してみる。わからんことが沢山あるのは当然やからどんなことでもね。あきらめないで続けること!忘れない!日本はどうなっていくんやろ?これからはどうしていきたいかをわしらがしっかり意思表示して変えていく時代。自分らでつくっていく!!日本国の奴隷はいやや!!
琉球新報の社説より
大飯原発起動 教訓に背く歴史的な汚点2012年7月2日
関西電力は1日、大飯原発3号機(福井県おおい町)の再稼働に向け、原子炉を起動した。
原発の安全神話が崩壊した東京電力福島第1原発事故から約1年4カ月。悲惨な事故の教訓から目を背け、安全神話を復活させた歴史的な汚点として、人々の記憶に刻まれることは間違いないだろう。
昨年3月の原発事故後、定期検査で停止した国内の原発が運転再開するのは初めてとなる。国内の商業用原発全50基が停止した「稼働原発ゼロ」はわずか2カ月足らずで終了する。
大飯原発では最低限の安全対策とされる防潮堤や免震棟の建設などは先送りされたままだが、野田政権は暫定的な安全判断に基づき、再稼働にお墨付きを与えた。
夏場の電力不足などを理由に挙げており、安全性よりも経済性を優先させた見切り発車以外の何物でもない。
専門家らは大飯原発の敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)が近くの活断層と一緒に動き、地表がずれる恐れを指摘しているが、政府は「原子力安全・保安院から新たな知見ではないと報告を受けている」(枝野幸男経済産業相)と現地調査には後ろ向きだ。
過酷な原発事故を目の当たりにした今、安全性確保に向けて検証に検証を重ねてしかるべきだが、政府の対応は全くふに落ちない。原発再稼働に待ったをかける「不都合な真実」が露呈することをまるで恐れているかのようだ。
原子炉起動を控えた29日には、原発再稼働に反対する市民による抗議行動があり、数万人が首相官邸周辺を埋めた。参加した子連れや中高年まで幅広い年齢層の人々は多くの国民の代弁者でもある。再稼働は国民の願いを踏みにじるだけでなく、今なお放射能汚染におびえ、避難生活を強いられている被災者への裏切り行為でもある。
「重大事故など起きない」と国民を欺いてきた安全神話の復活は、巨大な利権で結び付いた政財官や学者らによる「原子力ムラ」の復権にほかならない。国民の誰一人、事故前に時間を巻き戻すことなど望んでいないと、政府は認識すべきだ。
野田佳彦首相はその場しのぎの方便として「脱原発依存」を口にしてはならない。原発再稼働や消費税増税に血眼になるのではなく、原発のないエネルギー政策を明確に提示すべきだ。それこそが政治生命を懸けるのにふさわしい。
by spicedays
| 2012-07-02 10:47