〒6500022神戸市中央区元町通6-3-3 12時~21時 日曜日は起こサンデー(日曜定休日)08070415711 神戸の避暑地、西元町の閑静な住宅街にぽつんと位置しひときわ目を引くお洒落な外観。扉を開けるとどこか懐かしいノスタルジックな空間。昨日より今日、今日より明日好くなるよう考えられた営み系お洒落カフェレストランの一つ。


by spicedays
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毎日新聞から

発信箱:拝啓 笑顔のお二人へ=永山悦子(科学環境部)
 「カメラは『武器』と思っていました」

 写真家の石井麻木さん(30)は、東日本大震災の被災地をボランティアとして7回訪れた。支援物資の運搬や炊き出しに取り組みながら、いつも肩にかけている一眼レフが重く感じた。「すべてを失った人の目に、カメラはどう映るのだろうか」

 ところが、宮城県南部の沿岸の町、山元町で、彼女に気付いた60代の夫婦が、歩み寄ってきた。「津波ですべてをなくしました。写真もなくなりました。今日から新しい一歩を踏み出すため、私たちの1枚目の写真を撮ってもらえませんか」。夢中でシャッターを切った。避難所に入れない二人が軽トラックで暮らす様子、妻が「皆の笑顔が戻るように」と願いながら折った小さな鶴。「次に来るとき、写真にして持ってきますね」と約束した。

 石井さんは09年から、カンボジアの地雷原で暮らす人の支援活動をしている。地雷原で綿を栽培し、その綿で作った製品を日本で販売する。彼らの収入はまだ少ないが、訪れるたびに笑顔が広がる姿に手応えを感じる。一方、震災の被災地で炊き出しをしても、一瞬の助けでしかないことを痛感する。「自己満足のために来ているんだろう」と叱責されたこともある。「でも」と、石井さんは言う。「私一人の力は微力だが無力ではない。『自分ができることはわずかだから』と支援への参加を尻込みする人もいるが、微力が集まり、続けることによって、大きな力になると信じたい」

 5月中旬、石井さんは再び山元町を訪れ、あの軽トラックを捜した。しかし二人は見つからなかった。分かるのは車のナンバーと名前だけ。「何度でも通って、この写真を必ず渡したい」。その写真の二人は、飛び切りの笑顔をたたえ、運転席と助手席に並んで座っていた。
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by spicedays | 2011-06-01 21:08